
ある日突然、妻が子どもを置いて家出してしまい、困惑されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。妻が子どもを置いて家を出ていくというのは余程のことです。心には、大きく蓄積した感情や重大な理由がある可能性も考えられます。探す際は、妻の気持ちに配慮する必要があるでしょう。
この記事では、妻が子どもを置いて家出する理由、妻を探す際の確認事項と注意点などについて解説します。
1.妻が子どもを置いて家出する理由
まずは妻が子どもを置いて家を出て行く主な理由について説明します。
(1)家事や育児による疲労やストレスが限界に達した
まず、家事や育児を一人でこなし、疲労やストレスが蓄積した結果、全てが嫌になって家を出て行ったという理由が考えられます。忍耐強いタイプの女性の中には、家事や育児に疲れていても、「手伝ってほしい」「助けてほしい」などと言えずに、限界まで頑張ってしまう方もいらっしゃいます。
幼い子どもの世話をするのは想像以上に大変です。妻の家出は、誰にも助けを求められずに一人で全てをこなさなければならない状況に限界を感じた結果の行動だったかもしれません。
(2)夫婦喧嘩が発端になった
直前に夫婦喧嘩をしていた場合、その喧嘩が発端になって家を出て行った可能性もあります。夫にとっては些細なことだとしても、妻は積もり積もった不満を爆発させてしまったのかもしれません。喧嘩は単なる発端に過ぎず、思いのほか固い決意をして家を出て行った可能性もあるでしょう。
(3)妻が不倫している
妻が子どもを置いて家出した理由として、妻が不倫をしていて、不倫相手と一緒になるためだという可能性も考えられます。不倫相手の男性から、「子どもは置いてきてほしい」と言われたため、子どもを置いて家を出たのかもしれません。この場合、妻は既に離婚を決意していて、周到に準備をして家出を決行するケースが多いでしょう。
2.妻が子どもを置いて家出した場合の適切な対処法
突然妻がいなくなり、困惑のあまりどうすればよいかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。突然の出来事に困惑するのは当然のことですが、落ち着いて以下のような行動を取りましょう。
(1)置き手紙などはないか確認する
まずは、置き手紙などが残されていないか確認しましょう。妻が離婚を決意して家を出て行った場合、置き手紙が残されていることが多いです。置き手紙が見つかった場合、家出に至った経緯や今の気持ちなどが書かれていることもあるので、しっかり読んでください。
(2)本人へ連絡をし続ける
次に、妻と連絡が取れるまで、LINEや電話などで連絡を続けましょう。事件や事故に巻き込まれている場合は、発覚のきっかけになるかもしれません。また、怒りや不満の感情が高まって家を出た場合、夫が心配していることを知ることで、気持ちが和らぐ可能性もあります。夫婦喧嘩がきっかけになった可能性がある場合は、反省や謝罪のメッセージを送ることも効果的です。
(3)妻が頼りそうな人に連絡してみる
実家や友人など、妻が頼りそうな人に連絡してみるのもよいでしょう。無事が確認できれば一安心です。特に実家とは万が一の場合に情報共有をする必要があります。早い段階で連絡を取ってみましょう。
(4)妻が訪れそうなところを探してみる
家を出てから、それほど時間が経っていない場合は、妻が立ち寄りそうな場所を探してみましょう。親しい友人宅を訪れていたり、ファミレスやネットカフェなどで時間をつぶしていたりする可能性もあります。
(5)所持品を確認する
妻の所持品を確認することで、衝動的な家出か計画的な家出か判断することが可能です。財布やスマホだけではなく、身分証や預金通帳、衣類や下着などを持って出て行った場合、計画的な家出である可能性が高いといえます。
手帳やパソコンなどが残されていれば、そこから何らかの手がかりを得られるかもしれません。
(6)妻の勤務先に連絡する
妻が仕事をしている場合、勤務先に連絡すれば、出勤しているか確認することが可能です。無断欠勤をしている場合、事件や事故に巻き込まれた可能性が高いです。また、職場の同僚や上司が何らかの事情を知っている場合もあるでしょう。
(7)警察に相談する
書き置きもなく、所持品が残されていて、思い当たる原因がない場合、事件や事故に巻き込まれた可能性が考えられます。一刻を争う事態かもしれないので、できる限り早急に警察に相談して、行方不明者届を提出しましょう。
(8)探偵に相談する
警察に相談しても、事件性がないと判断されて捜索してもらえない場合や、手を尽くしても手がかりがつかめない場合は、人探しのプロである探偵に相談しましょう。
探偵に依頼すれば、専門的な知識とスキルを駆使して捜索してもらえるので、妻の行方が判明する可能性が高くなります。無料相談を実施している探偵社も多いので、気軽に利用してみましょう。プロに相談することで、有益なアドバイスを受けられることもあります。
3.家出した妻を探す際の確認事項と注意点
妻が子どもを置いて出て行った場合、以下のようなことに注意して探しましょう。
(1)突発的な家出か計画的な家出かを見極める
事件や事故に巻き込まれていないか判断するためにも、できる限り早い段階で突発的な家出なのか計画的なものかを判断しましょう。そのためには、置き手紙の有無、所持品の確認が有効です。
「自分の意思による家出ではないかもしれない」と少しでも感じたら、速やかに警察に相談してください。
(2)楽観的な思い込みをしない
「どうせすぐに戻ってくるだろう」など、安易な決めつけは禁物です。根拠なく、楽観的に思い込んだために捜査が遅れて大事に至る可能性もゼロではありません。
ご自身が思う以上に妻が精神的に追い詰められている可能性もあります。衝動的に出て行ったつもりが、長期の家出、離婚の決意に至ることもあるでしょう。
取り返しのつかないことになって後悔しないためにも、現在の状況と真剣に向き合うようにしてください。
4.妻が見つかった・戻ってきた場合に心がけるべきこと
無事、妻と連絡が取れたり、戻ってきたりした場合には、同じことを繰り返さないためにも以下のことを心がけましょう。
(1)家出の原因を冷静に聞く
同じことを繰り返さないためにも、家出の原因を明らかにすることが重要です。まずは、家出した理由を尋ねてみましょう。その際、本音を話してもらうためにも、妻を責めるのではなく、心配していることが伝わるような優しい口調で尋ねることが大切です。
連絡が取れたけれど、家に戻ることを拒否している場合、特に注意が必要です。家出した理由を尋ねられることで妻がプレッシャーを感じて、心を閉ざしてしまう可能性があるからです。お互いに感情的になってしまいそうな場合、少し時間を置き、冷静さを取り戻してから再度向き合うようにしましょう。
(2)家出の原因を解消する
妻が家を出た原因を把握できた場合は、原因を解消する方法を考えることが大切です。ご自身が家事や育児に協力してこなかったなど、妻に対して「悪かった」と思うことがあるなら、素直に反省して謝罪しましょう。そして、今後は家事や育児に協力したいという意思を伝え、妻の意見を聞きながら、具体的にどのように協力すればよいかを考えて実行してください。
(3)定期的な息抜きを提案する
家出の原因がストレスだった場合は、ストレスを発散する時間を定期的にプレゼントするとよいでしょう。女性はストレスを溜め込んでしまう方が多いため、意識的にリフレッシュする機会を設けることは大切です。幼い子どもがいる場合は、妻がリフレッシュできるように一人時間を確保してあげると喜ばれるでしょう。
(4)こまめに感謝の気持ちを伝える
これまで妻が家事や育児をすることを当たり前だと思い、感謝の気持ちを伝えていなかった方は、日常的に感謝の気持ちを伝えることを心がけてください。小さなことにも感謝をし、「ありがとう」と言葉で伝えることは、良好な夫婦関係を維持するために大切です。
5.家出した妻が見つからなければ探偵に依頼を
家出した妻が見つからず、手がかりもつかめない場合は、人探しのプロである探偵に依頼することをおすすめします。探偵に依頼するメリットについて説明します。
(1)警察が動いてくれない場合も探してもらえる
警察に相談をしても、事件性がないと判断された場合は積極的な捜索活動が行われることはありません。しかし、探偵に依頼すれば、事件性の有無に関わらず捜索してもらうことが可能です。
(2)聞き込みや張り込みなどプロにしかできない方法で捜索
自分で妻の行方を探ろうとしても限界があります。捜索にかけられる時間にも限りがあり、思うように進まないケースも多いでしょう。
しかし、探偵事務所に依頼すれば、聞き込みや張り込みなどの専門的なスキルを持つ調査員が捜索活動を行うので、早期に見つかる可能性もあります。
まとめ
この記事では、妻が子どもを置いて家出する理由、妻を探す際の確認事項と注意点などについて解説しました。
妻が出て行ってしまった際にまず大切なのは、事件や事故の可能性の判断です。万が一、事件や事故に巻き込まれている場合は一刻を争います。早急に警察に届け出をして、捜査してもらいましょう。
一方、事件性がなく、自分で探すことが難しい場合は、探偵社に相談することをおすすめします。行方不明者捜索の経験を豊富に持つ探偵社に依頼すれば、高度なスキルとノウハウを駆使して、妻の行方を突き止めてもらえる可能性があります。
総合探偵社クロルでは、行方不明者捜索の無料相談を受け付けています。「妻が子どもを置いて家を出てしまったけれど、警察に相談しても、事件性がないと言われて捜索してもらえず、困っている」「妻が突然家出をして連絡がつかないけれど、捜索が必要な状況なのかわからない」などという相談にも応じておりますので、一人で悩みを抱えずにお気軽にご相談ください。