素行調査

探偵社の素行調査の方法・プロに依頼するメリットとは

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素行調査は、子どもや親が重大な隠し事をしている可能性があるときや、企業で従業員の行動に不審な点があるときなどに、真実を明らかにして、トラブルやリスクを事前に回避するために役立つ調査です。

「最近、子どもの様子がおかしいので、誰と会って何をしているのか詳しく知りたい」「従業員が競合他社に情報を流している可能性があるので調べたい」など、素行調査の必要性を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。探偵社に素行調査を依頼したいけれど、どのような方法で調査をしてもらえるのかわからないので不安だという方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、探偵社の素行調査の方法、素行調査のプロである探偵社に調査を任せるメリット、探偵社に素行調査を依頼する際の流れ、素行調査を依頼する探偵社の選び方などについて解説します。

1.探偵社の素行調査の方法

探偵社では、主に、尾行、張り込み、聞き込みなどの方法で素行調査を行います。それぞれの方法について説明します。

(1)尾行

尾行は、対象者を追跡して行動を探ったり監視したりする方法です。

尾行は対象者の移動方法に合わせて行います。対象者が徒歩で移動する場合は、徒歩で尾行し、車で移動する場合は、車やバイクを使用して尾行します。また、対象者が電車やバスなどに乗った場合は、適度な距離を空けて同じ車両に乗り込みます。

尾行は、対象者を見失わず、かつ気づかれないように慎重に行う必要があるため、探偵社では基本的に2名以上の調査員が連携して行います。

(2)張り込み

張り込みは、特定の場所で対象者を観察し、その行動や接触する人物を記録する方法です。

対象者に気づかれないように車内や建物の影などで待機し、長時間にわたり観察を続けます。この際、望遠カメラや録音機器などの専用機材を用いて、詳細かつ正確な記録が行われます。張り込みには、対象者の行動パターンや周辺環境に関する事前の情報収集が求められます。また、張り込みは長時間に及ぶことが多く、忍耐力と集中力が求められます。

張り込みは尾行とセットで行われることが多く、対象者が移動したら、すぐに尾行に移る準備を整えて待機する必要があります。

(3)潜入調査

潜入調査は、対象者が入った飲食店や施設などに入り、対象者の行動や会話などを観察する調査です。具体的には、対象者が入った飲食店や施設などに一緒に入り、対象者と一緒にいる人物との会話の内容を録音したり、ともに行動する様子を撮影したりします。

探偵は、対象者の周囲に自然に溶け込むための偽装や準備を行い、周囲の疑念を避けながら情報収集を進めます。この際、調査していることに気づかれないよう、細心の注意を払うことが求められます。

(4)特定の人物の身元の割り出し

尾行や張り込みにより、対象者が特定の人物と接触していることが明らかになり、その人物について詳しく調べる必要がある場合、対象者とその人物が別れた後、その人物を尾行して詳しい情報を収集します。

例えば、子どもの交友関係を調べていたところ、怪しい男性と二人きりで会っていたことがわかった場合や、婚活中の親の行動を調べていたところ、年が離れた若い女性と親密な関係にあることがわかった場合などに行われます。

公開情報や公的記録、関係者からの聞き取りなどを通じて、対象者の氏名、住所、職業、学歴、犯罪歴などの個人情報を収集する場合もあります。

2.素行調査を探偵社に任せるメリット

探偵社に素行調査を依頼する主なメリットとして以下の3つが挙げられます。

(1)対象者に気づかれるリスクが低い

素行調査の経験を豊富に持つ探偵社では、専門的なノウハウと豊富な調査経験を併せ持つ調査員が数名でチームを組み、対象者に気づかれないよう細心の注意を払いながら張り込みや尾行を行います。そのため、対象者が張り込みや尾行に気付くリスクは非常に低いといえます。

また、調査員は高感度の撮影機材と高度な撮影スキルを有しているため、対象者に気づかれずに、対象者の顔がわかるような鮮明な写真を撮影できます。

(2)調査依頼後は調査結果を待つだけ

探偵社に素行調査を依頼すれば、依頼者は調査結果を待つだけです。自分で素行調査をする場合のように、手間や時間をかける必要はありません。

調査の過程が気になる場合は、調査の途中にLINEやメールなどで状況報告を受けることも可能です。ただし、途中報告を行わないという方針の探偵社もあるので、途中報告を受けたい場合は事前に確認しましょう。

(3)調査後の対応についてアドバイスを受けられる

素行調査の結果、子どもがパパ活をしていることが明らかになる、従業員が横領をしていた事実が発覚するなど、重大な事実が判明した場合、精神的なショックが大きくて今後の対応について冷静に考えられなくなることもあるでしょう。

素行調査の実績を豊富に持つ探偵社では、重大な事実が発覚した後、どのように行動するべきか、客観的な視点からアドバイスを受けることが可能です。

依頼者を精神的にサポートする専任のカウンセラーが在籍している探偵社も多く、依頼者はカウンセラーに相談しながら、今後のことを考えることもできます。また、法的な措置を検討する必要がある場合は、弁護士を紹介してもらうことも可能です。

3.探偵社の素行調査の流れ

探偵社に素行調査を依頼する場合、基本的に以下のような流れで進みます。

(1)探偵社に相談する

まず探偵社に電話やメールなどで相談をします。初回相談に無料で対応している探偵社が多く、気軽に相談することが可能です。

相談時には、担当者に調査の目的や対象者の状況などを伝えると、調査の内容や期間などを提案してもらえます。予算が決まっている場合は、予算も伝えるとよいでしょう。

(2)探偵社と契約を締結する

その後、希望をもとに見積りを提示してもらえるので、見積りの内容をしっかり確認しましょう。見積りの内容に納得できた場合は、契約を締結します。

見積りの内容について不明な点がある場合は、遠慮せずに質問してください。質問に対する回答に納得できない場合は、契約を見送った方がよいでしょう。

(3)素行調査の開始

契約を締結したら、素行調査が開始されます。契約時に決めた調査員の人数、調査期間などに従い、調査を実行します。

調査期間が過ぎても、調査の目的を達成できない場合は、依頼者に相談のうえ、調査期間を延長して続行する場合もあります。その場合は、追加の費用が発生する可能性があるので、追加費用について確認した上で、決めるとよいでしょう。

(4)調査結果の報告

調査が完了したら、担当者から調査結果の報告を受けます。その際、対象者の行動を記録した写真付の調査報告書や、対象者の行動を撮影した動画などを提出してもらえます。

4.素行調査を依頼する探偵社の選び方

探偵社に素行調査を依頼する際には、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。探偵社を選ぶ際に確認すべきポイントを解説します。

(1)探偵業の届出をしているか確認する

まず、探偵業の届出をしているか必ず確認しましょう。届出していないにもかかわらず探偵として活動している者に依頼すると、法外な費用を請求されたり、得られた秘密を他人に渡すなどと脅迫されたりなど、大きなトラブルに発展するおそれがあります。

日本で探偵として活動するためには、国家資格試験に合格する必要はなく、国から許可を得る必要もありません。しかし、我が国では「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」が2007年6月20日に施行されています。本法では探偵業を営みたい場合、営業を開始しようとする日の前日までに、営業所の所在地を管轄する都道府県公安委員会に、所轄警察署長を経由し、営業の届出を行う必要があると定められています。

また、2024年3月31日までに届出をした場合は「探偵業届出証明書」が交付されていました。2024年4月1日以降に届出をした探偵社には届出書の受理番号が通知されます。法律に従って届出を行った探偵社は標識を提示しているはずなので、必ず確認しましょう。

(2)素行調査の実績を確認する

探偵社の実績を確認することは、信頼性を判断するために重要なポイントです。素行調査の経験を豊富に持つ探偵社は、専門的なスキルとノウハウを備えており、安心して依頼できる可能性が高いといえるでしょう。

具体的には、探偵社の公式サイトや口コミサイトなどをチェックして、調査の詳しい内容、過去の実績、実際に依頼した人からの評価などを確認するとよいでしょう。

ただし、口コミサイトに投稿されている口コミは、投稿者が理性的かつ客観的に探偵社を評価しているとは限りません。中には、何らかの理由で探偵社とトラブルになり、感情的な内容を投稿する方もいます。口コミはある程度参考にしながら候補を絞り、実際に相談をして、信頼できるかどうかご自身で判断することをおすすめします。

まとめ

この記事では、探偵社の素行調査の方法、素行調査のプロである探偵社に調査を任せるメリット、探偵社に素行調査を依頼する際の流れ、素行調査を依頼する探偵社の選び方などについて解説しました。

家族が重大な隠し事をしている可能性がある場合や、従業員の行動に不審な点がある場合などは、プロの探偵による精度の高い素行調査が役立ちます。ご自身で、尾行や張り込みによる調査をした場合、本人に気づかれてトラブルに発展するリスクがあるので、素行調査に関する専門的なスキルやノウハウを持つ探偵に任せることをおすすめします。

クロルでは、調査の目的や現在の状況などを丁寧にお伺いし、状況やご希望に合わせた素行調査の提案をさせていただいております。

「素行調査を依頼したいけれど、高額な費用がかかりそうで不安だ」「子どもの交友関係が気になるけれど、素行調査が必要な状況なのかわからない」「従業員の行動を調査するべきか迷っている」などというご相談にも対応しておりますので、一人でご不安な気持ちを抱えずにお気軽にご相談ください。

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  • この記事を書いた人

大原 昇

総合探偵社クロル 代表取締役社長
2006年に大手探偵事務所に入社。その後、2021年に総合探偵社クロルを設立。 18年間の探偵業界での経験から、「証拠を撮るだけで良い」という考え方ではなく、お客様目線で問題を捉え、前向きに1歩を踏み出せるようサポートしてこそ、本当の意味での問題解決であり当社の存在意義であると考え日々邁進中。

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