浮気・不倫調査

恋人(婚約者)の婚姻歴を確認する方法を解説

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婚約者や結婚を考えている恋人がいるなら、相手の婚姻歴は気になるでしょう。しかし、「デリケートなことなので本人に聞きづらい」「離婚歴はないと言っているが、嘘をつかれていないか不安だ」などと悩まれる方も多いようです。本人に確認する以外の方法を探している方もいらっしゃるかもしれません。

恋人や婚約者の婚姻歴の有無を正確に知るには、戸籍謄本を確認するという方法があります。しかし、本人でなければ取得できないため、この方法で確認できるケースは限られます。

この記事では、戸籍謄本による恋人や婚約者の婚姻歴の確認方法、戸籍謄本による確認ができない場合の確認方法、探偵社に依頼した場合に期待できること、相手に婚姻歴があった場合にチェックしたいことなどについて解説します。

1.結婚相手の婚姻歴の確認が大切な理由

結婚前に相手の婚姻歴を確かめておくことは非常に大切です。その理由について説明します。

(1)将来的なトラブル防止のために必要

結婚は婚姻届を提出するという簡単な手続きでできますが、離婚するのは簡単なことではありません。なかなか関係を清算できず、別れた後も、慰謝料の支払いや財産分与についての争いが続くケースもあります。子どもがいる場合は、養育費の支払いや面会交流を続けているでしょう。離婚歴がある人と結婚した場合、相手のそのような事情と無関係ではいられないこともあります。法的トラブルに巻き込まれて、大変な思いをする可能性もゼロとはいえません。

そのような事態に陥らないためにも、また、ある程度の覚悟をしておくためにも、結婚を決める前に、相手の婚姻歴を確認することは非常に重要といえます。

(2)相手を信頼できるかどうかに関わる

「自分の抱えているトラブルや過去の失敗を相手に知られて嫌われたくない」という思いから、婚姻歴を隠す方は多いです。

しかし、婚姻歴があることにより、再婚相手をトラブルに巻き込む可能性があるので、隠してよいものではありません。万一、結婚後に婚姻歴が発覚すれば、相手のことを信用できなくなり、二人の関係にひびが入る可能性もあります。誠実な人物なら、言いづらくても、正直に話すでしょう。

相手が信用に足る人物かを確認するためにも、結婚前に婚姻歴の有無をしっかり確認しておくことが望ましいといえます。

2.戸籍謄本で婚姻歴を確認する方法

相手の婚姻歴を最も正確に知る方法は、戸籍謄本を確認することです。

戸籍謄本とは、出生・死亡・婚姻・離婚・縁組などの身分事項が記載された証明書です。戸籍は一般的に夫婦とその子どもで構成されるもので、戸籍謄本を見れば、その人の家族構成がわかります。

結婚すると、通常、親の戸籍から抜けて、夫婦の戸籍が新たに編成され、称することにした苗字の方が筆頭者として登録されます。離婚すれば、夫婦の戸籍から抜けることになりますが、戸籍謄本から元配偶者の名前は消えることはなく、「除籍」と記載されて残ります。さらに、離婚日や元配偶者の氏名も記載されます。

また、筆頭者ではなかった人は、離婚すると親の戸籍に戻るか、自分一人の戸籍を新たに編成するかのどちらかの方法を取ります。移った戸籍謄本には、「除籍」という記載はありませんが、離婚日や元配偶者の氏名などが記載されるため、婚姻歴があることがわかります

3.戸籍謄本で婚姻歴を確認できないケース

相手の婚姻歴は戸籍謄本で確認するのが最も正確ですが、以下のような場合は確認できないでしょう。

(1)本人が戸籍謄本を見せてくれない場合

戸籍謄本は本人でなければ取得できません。婚姻届を提出する際には戸籍謄本の取得が必要ですが、見せてくれない可能性もあります。そうなると、戸籍謄本による確認は諦めざるをえないでしょう。

(2)転籍していた場合

離婚後に本籍地から転籍した場合、婚姻歴は確認できません。転籍先で取得した戸籍謄本には離婚日や元配偶者についての情報はなく、「従前本籍」として転籍前の本籍地と筆頭者の情報しか記載されないからです。
そのため、戸籍謄本を見せてもらえたとしても婚姻歴はわかりません。

(3)分籍していた場合

筆頭者でなかった人は、離婚後は親の戸籍に戻るのが一般的です。その戸籍には離婚に関する情報が記載されています。

しかし、分籍をして、新たに自分を筆頭者とする戸籍を編成すれば、転籍したときと同様にその直前の戸籍の情報しか掲載されません。「従前本籍」として、分籍前の本籍地と筆頭者である親の情報しかわからないので、戸籍謄本から婚姻歴を確認することはできません。

4.戸籍謄本以外で婚姻歴を確認する方法

戸籍謄本による婚姻歴の確認ができなくても、以下の方法で確認できる可能性があります。

(1)相手の両親に会ってみる

相手に「両親に会ってみたい」と提案してみましょう。本気で結婚を考えており、やましいことがないなら快諾してくれるはずです。もし渋るようなら、本当は婚姻歴があるうえ、離婚が未成立の状態であるなど、何らかの事情があるかもしれません。

また、実際に顔を合わせた際には、両親の様子に注意してみましょう。どこかよそよそしかったり、気まずそうにしていたりすれば、何かを隠している可能性があります。

「初婚同士なので不安もありますが、力を合わせて頑張りたいと思っています」など、婚姻歴に関連するフレーズを、会話の中に自然に織り交ぜて反応を見るのもよいでしょう。

(2)相手の友人に聞いてみる

恋人の友人の中で連絡が取れる人がいるなら、その方に聞いてみてもよいでしょう。しかし、恋人のことを疑っていることが本人に伝わってしまう可能性もあるので、ストレートに聞くのは避けた方がよいでしょう。「結婚に乗り気じゃないみたいだけど、どうしてだと思う?」など、さりげなく質問してみましょう。

また、そもそもあなたを自分の友人に紹介してくれないなら、あなたの存在を隠している可能性もあります。何らかの事情があることを疑った方がよいかもしれません。

(3)探偵社に調査を依頼する

恋人の婚姻歴の有無を知りたいなら、探偵社に依頼するという方法もあります。恋人やその両親、友人などに知られることなく、相手の過去を調査してもらえます。ご自身の時間や手間を割く必要もなく、早期に悩みを解決できるでしょう。

5.探偵社による婚姻歴の調査方法

探偵社に依頼すれば、どのような調査をしてもらえるのでしょうか。探偵社に依頼した場合の調査方法について説明します。

(1)婚姻歴の調査方法

探偵社に依頼すると、主に以下の方法で恋人の婚姻歴などを調査してもらえます。
・尾行調査
・張り込み調査
・聞き込み調査

尾行や張り込みによる調査を実施するためには、専門的なノウハウと高度なスキルが必要です。経験豊富なプロに依頼すれば、素人では期待できない成果を得られることが多いでしょう。

また、聞き込み調査は、相手の友人や知人などに対して行います。調査員は肩書きや目的を偽り、万全の注意を払って調査を行うため、本人に知られる心配はありません。

(2)探偵社の調査でわかること

探偵社に依頼すれば、婚姻歴の他にも以下のようなことがわかります。
・生い立ちや家庭環境
・性格や素行、健康状態
・交友関係
・職場での様子
・学歴や職歴
・両親や兄弟姉妹の生活状況や離婚歴

ただし、被差別部落の出身者かどうかなど、差別にあたる内容の調査は依頼できません。

6.婚約者に婚姻歴があった場合に確認したい3つのこと

婚約者に婚姻歴があったからといって、あなたとの結婚生活もうまくいかないわけではありません。二人の努力次第で幸せな結婚生活を送れる可能性も十分にあります。ただし、以下に挙げることを十分に確認してから結婚を決めた方がよいでしょう。

(1)過去の離婚の原因

過去の離婚と同じ原因で、あなたとの関係も破綻しないためにも、離婚の原因は教えてもらいましょう。価値観の不一致など考え方の違いであれば、相手が変われば、うまくいく可能性があります。しかし、DVやモラハラ、不倫などが原因だった場合は注意が必要です。深く反省し、二度と繰り返さないつもりでいるのか、よく見極めなければ、また同じことを繰り返すかもしれません。相手の話をよく聞き、態度や行動をよく観察し、結婚しても大丈夫かを慎重に見極めましょう。

(2)子供の有無と養育費

相手に子どもがいた場合、あなたとの結婚生活に少なからず影響を及ぼすはずです。子どもが成人するまでは養育費の支払い義務がありますし、定期的に面会交流をするでしょう。全てのお金や時間をあなたとの生活に費やすわけにはいきません。結婚後のトラブルを防ぐためにも、養育費の金額や、子どもと面会している頻度を確認しておくことをおすすめします。

(3)元妻との関係と慰謝料などの支払い

未成年の子どもがいる場合は、元妻との縁は完全には切れません。面会交流のための連絡を取り合うことが、あなたを悩ませる可能性もあるでしょう。しかし、あらかじめ連絡頻度を確認することで、少しは落ち着いていられるはずです。

また、離婚時の慰謝料の支払いが残っている可能性もあるので、元妻に支払っている慰謝料の有無も確認しておきましょう。

まとめ

今回は、戸籍謄本による恋人や婚約者の婚姻歴の確認方法、戸籍謄本による確認ができない場合の確認方法、探偵社に依頼した場合に期待できること、相手に婚姻歴があった場合にチェックしたいことなどについて解説しました。

結婚後に余計なトラブルが起きないようにするためにも、相手の婚姻歴はできる限り確認しておくべきですが、デリケートな内容なので、ご自身で確認するのは難しいケースもあるでしょう。そのような場合は婚前調査の実績を豊富に持つ探偵社に相談することをおすすめします。

クロルでは、婚前調査プランをご用意しております。相談者さまのご不安な気持ちを受け止めながら、ご希望や状況に適した提案をさせていただきますので、一人でご不安な気持ちを抱えずにお気軽にご相談ください。

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  • この記事を書いた人

大原 昇

総合探偵社クロル 代表取締役社長
2006年に大手探偵事務所に入社。その後、2021年に総合探偵社クロルを設立。 18年間の探偵業界での経験から、「証拠を撮るだけで良い」という考え方ではなく、お客様目線で問題を捉え、前向きに1歩を踏み出せるようサポートしてこそ、本当の意味での問題解決であり当社の存在意義であると考え日々邁進中。

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