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子どもの見守り調査・闇バイトや性被害から子どもを守る方法とは

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子どもの行動や態度などが変化し、「最近、子どもの様子がどこかおかしい」「なにか隠し事をしている気がする」などと感じて不安な気持ちを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

子どもの変化の裏には、闇バイトやパパ活をはじめとする深刻なリスクが潜むケースが少なくありません。判断力が未熟な若年層は、特殊詐欺グループなどの悪質な組織から狙われることも多く、危険な状況に巻き込まれやすいので、普段の生活の中で子どもの様子を注意深く観察して、変化が見られた場合は放置せずに適切に対処することが重要です。

この記事では、注意が必要な子どもの変化、子どもの隠し事を放置するリスク、その対処法として役立つクロルの見守り調査について解説します。

1.注意が必要な子どもの変化

子どもに以下のような変化が見られた場合、重大な隠し事をしている可能性があるので注意が必要です。

(1)元気がなくなり表情が暗くなった

以前は元気で明るかった子どもが急に元気がなくなり、暗い表情をしている場合、交友関係などに関する悩みを抱えている可能性が考えられます。リビングにいてもスマホを握ったまま親と視線を合わせない、食事をあまり食べなくなったなどの変化が見られた場合、深刻なトラブルなどを抱えているかもしれません。

思春期の子は感情表現が乏しくなることが少なくありませんが、急激な変化がみられた場合は危険信号だと考えるべきでしょう。

(2)帰宅時間が遅い日が増えた

以前よりも帰宅時間が遅い日が増えた場合も注意が必要です。部活動や塾などであれば問題ありませんが、理由を聞いても曖昧な答えしか返ってこない場合、不適切な交友関係や危険な場所に出入りしている可能性も否定できません。

(3)SNSやオンラインゲームで誰かと連絡を取っている

SNSやオンラインゲームで誰かと連絡を取っている様子が見られた場合も注意が必要です。

近年、SNSやオンラインゲームを通じて見知らぬ人と連絡を取ることが容易になりました。それに伴い、未成年者が、SNSやオンラインゲームで知り合った人を通じてトラブルに巻き込まれるケースが急増しています。特に、匿名性の高いコミュニケーションツールでは、詐欺や犯罪に巻き込まれる危険性が高いです。

若年層は社会経験が少ないため、オンラインで知り合った相手の言葉を容易に信じてしまい、危険な状況に巻き込まれることは珍しくありません。SNSで知り合った相手に実際に会いに行き、性犯罪の被害に遭うケースや、アルバイトや投資などの誘いを受けて騙されるケースなどもあるので注意が必要です。

(4)高級な持ち物を持つようになった

子どもが突然高価な持ち物を持つようになった場合、不適切な収入源がある可能性があります。特に、収入がないはずの学生が、高価なブランド品のバッグやアクセサリーや、最新モデルのスマホなどを持っている場合は、どのように入手したのか確認した方がよいでしょう。

2.放置すると危険な子どもの隠し事

子どもの隠し事を放置すると、重大な問題に発展する可能性があります。具体的なリスクについて説明します。

(1)闇バイトに応募した

闇バイトは、特殊詐欺の受け子やドラッグ運搬など、暴力団や犯罪グループなどの反社会的な組織が裏で糸を引く犯罪行為です。SNS上には、闇バイトの募集が潜んでいて、「高収入」「単発」などのワードで検索すると表示されます。募集の文面には、「ホワイト(合法)案件」「違法性なし」などと記載されていますが、実際は違法な犯罪行為に加担させられることになります。

「違法性なし」という文面を信じて応募すると、DMでやり取りした後、テレグラムやシグナルなどの秘匿性の高いメッセージアプリに誘導され、顔写真や運転免許証などの個人情報を送信すると、仕事内容の詳細が伝えられます。仕事内容が犯罪であることを知ってやめようと思っても、個人情報をもとに「やめたら家に火をつけてやる」などと脅されるため、後戻りができません。実際に闇バイトに応募して犯罪に加担して逮捕された方のほとんどは「脅されて怖かったので、やめられなかった」などと供述しています。

(2)パパ活を始めた

パパ活は「父親くらい年が離れた男性とデートをして、お金を受け取るだけ」と認識している未成年が多い一方、実態は性犯罪の被害に遭うリスクを伴う危険な行為です。女性側は食事をするだけだと思っていても、男性からホテルに誘われ、抵抗すると、現金を取り上げられる、動画を撮影されて脅迫されるなどの被害に遭う可能性があります。

実際、SNSやアプリなどを通じて知り合った未成年の女性に対して、みだらな行為をして、不同意性交や児童買春などの容疑で男性が逮捕される事件は頻繁に報道されています。被害者は「誰にも知られたくない」という気持ちから泣き寝入りしやすく、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症することも珍しくありません。

(3)水商売や風俗のアルバイトを始めた

18歳未満の接客行為は風営法で禁止されていますが、年齢確認の甘いガールズバーやメンズエステなどが未成年を雇い入れるケースがあります。シフトは深夜帯が中心なので、学生の場合は、生活リズムが崩れて、遅刻や欠席が常態化することもあるでしょう。また、客や店員から薬物を勧められる、写真をSNSに無断投稿されるなどの二次被害が発生しやすい環境といえます。表面上は時給3千円以上と魅力的でも、暴力団の資金源になっている店が多いのが実態です。

3.子どもの隠し事を放置するリスク

子どもの隠し事を放置すると、以下のような取り返しのつかない事態を招くことがあります。

(1)犯罪の加害者になる

闇バイトに応募して個人情報を握られて逃げられない状況に陥った場合、詐欺や窃盗などの犯罪に加担してしまう可能性があります。特殊詐欺や強盗などの犯罪に加担すると、初犯でも実刑判決を受けることも少なくありません。2023年5月に銀座の高級腕時計店で起きた強盗事件では、強盗や建造物侵入などの罪に問われた当時18歳の男性が、懲役4年6月の実刑判決を受けました。一度でも犯罪に関与すると、将来の進路に重大な悪影響が及ぶのです。

高額な報酬を得られるアルバイトだと思って気軽に応募したら、犯罪組織から「途中でやめたら、家族を傷つける」などと脅されて抜け出せなくなり、気付けば犯罪者になっていたというのが闇バイトの恐ろしい実態です。SNSで闇バイトに応募して、横浜市の住宅に押し入り、70代の男性に暴行を加えて死亡させたとして強盗致死罪で起訴された20代前半の男性は、「現場に向かう途中で犯罪だと気付いた」と供述していました。

(2)性犯罪の被害者になる

SNSや出会い系アプリを通じて知り合った人に誘われて、ホテルや個室などに連れていかれて、望まない性行為や薬物使用を強要される事件も急増しています。法的には強制性交等罪や準強制性交等罪に該当しますが、被害者は、「誰にも知られたくない」と思い、通報をためらいがちです。

性的な動画や写真を撮影されて、「ネットで公開する」などと脅されるケースもあります。このような動画や写真を公開されると、ネット上に半永久的に残るデジタルタトゥーとなる恐れもあります。

(3)精神的に大きなダメージを負う

闇バイトに応募して犯罪の加害者になってしまった場合、または性犯罪などの被害者になってしまった場合、その経験により本人が負う精神的なダメージの大きさは計り知れません。

このような経験をすると、罪悪感や自己否定感に苛まれ、日常生活に深刻な影響を及ぼすことが少なくありません。精神的なダメージが大きい場合は、自傷行為や摂食障害などの深刻な問題に発展するケースもあり、最悪の場合、生命の危機に至る可能性も否定できません

4.クロルの見守り調査でできること

クロルの見守り調査を利用することで、子どもが抱えている問題を具体的に把握し、適切な対処を行うことが可能です。

(1)子どもの行動を把握できる

クロルでは、子どもの行動を調査し、どのような状況にあるのかを詳しく分析します。これにより、親が知らない間に起きている問題の詳細を知ることができます。

クロルの調査員は、尾行や張り込みにより、子どもがどこで誰と何をしていたのかを詳しく調べて、調査報告書にまとめます。調査報告書には写真とそのときの様子が時系列で記載されているので、親子で事実を共有し、建設的に解決策を話し合う際に役立ちます。

(2)子どもが抱えている問題の解決策を相談できる

子どもが、闇バイトに応募して特殊詐欺グループに個人情報を握られて脅されている、パパ活をして相手の男性から性被害を受けていたなど、重大な事実が明らかになった場合、親子の話し合いで問題を解決するのは難しいでしょう。

クロルは、そのような場合に、弁護士など適切な専門家につなぐことが可能です。また、子どもが大きな精神的ダメージを負っている場合は、カウンセラーを紹介します。

「親子で話し合いをしたいけれど、冷静に話し合えるか不安だ」という場合は、子どもに対する伝え方や接し方についてアドバイスをさせていただきます。

クロルの見守り調査について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。

参考:総合探偵社クロルの見守り調査

まとめ

この記事では、注意が必要な子どもの変化、子どもの隠し事を放置するリスク、その対処法として役立つクロルの見守り調査について解説しました。

近年、SNSやオンラインゲームの急速な普及に伴い、闇バイトや性被害など、人生経験の少ない若年層が重大なトラブルに巻き込まれるケースが増えています。子どもの些細な変化の背景には、重大な問題が潜んでいるかもしれません。子どもが重大な問題を抱えていた場合でも、早期に気づいて適切に対処することで、大きなトラブルに発展することを防げる可能性があります。重要なのは、子どもを疑うのではなく、親として見守るという視点を持つことです。

クロルの見守り調査を活用すれば、子どもが抱えている問題を知り、専門家のサポートを受けながら、問題の根本的な解決と再発防止を目指すことが可能です。クロルでは、相談者さまのご不安な気持ちを受け止めながら、ご希望や状況に適した提案をさせていただいております。「子どもがオンラインゲームで知り合った人と仲良くしているようで心配だ」「最近、子どもの帰りが遅い日が続いて心配しているけれど、何を聞いても答えてくれない」などというご相談にも対応しておりますので、一人でご不安な気持ちを抱えずにお気軽にご相談ください。

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  • この記事を書いた人

大原 昇

総合探偵社クロル 代表取締役社長
2006年に大手探偵事務所に入社。その後、2021年に総合探偵社クロルを設立。 18年間の探偵業界での経験から、「証拠を撮るだけで良い」という考え方ではなく、お客様目線で問題を捉え、前向きに1歩を踏み出せるようサポートしてこそ、本当の意味での問題解決であり当社の存在意義であると考え日々邁進中。

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