「パートナーが浮気をしているかどうか自分で確かめたい」と思い、パートナーのスマホを調べようとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パートナーのスマホをチェックすれば不審な行動履歴を見つけることができるかもしれません。ただし、パートナーに無断でスマホをチェックしたことが発覚した場合、深刻な事態に発展する可能性があるので注意が必要です。
この記事では、浮気調査でスマホの行動履歴をチェックする方法や注意点について詳しく解説します。
1.スマホで浮気調査は可能か?
まずは、浮気調査の際に役立つスマホの機能について説明します。
(1)スマホの行動履歴で浮気調査
スマホには、さまざまな行動履歴が保存されているので、パートナーが浮気をしている場合、証拠が見つかる可能性は高いでしょう。
最近のスマホは高性能化しています。ユーザーにとって重要な場所を学習するため、最近訪問した場所、訪問頻度、訪問日時などの行動履歴を保存する機能なども有しています。
パートナーのスマホの行動履歴を調べると、以下のような情報を把握できます。
- パートナーがスマホでどのようなサイトを検索したか(浮気相手と訪れたレストランやホテルなどの情報、マッチングアプリや出会い系サイトなどに関する情報など)
- どのようなアプリを何時間ぐらい使ったか(浮気相手と連絡を取るために使用したチャット系のアプリ、マッチングアプリの利用履歴など)
ただし、スマホの行動履歴を確認しただけでは浮気の確実な証拠をつかめないことも多いので注意が必要です。
(2)スマホのGPSアプリで浮気調査
スマホの位置情報を確認することにより、パートナーの不審な行動をチェックすることも可能です。
スマホの位置情報は、GPSを用いて現在地の情報が割り出される仕組みです。位置情報サービスがオンになっていれば、常に行動履歴が記録されます。
また、GPSアプリをパートナーのスマホにインストールすれば、自分のパソコンやスマホから、パートナーの現在地を把握することが可能です。例えば、パートナーが「今日は休日出勤なんだ」といって外出したのにラブホテル街に滞在している、勤務先がある場所とは反対方向に移動しているなどという事実がわかります。
2.浮気を見つける方法:iPhoneの場合
iPhoneでパートナーの浮気調査をするための方法や、活用できる機能について説明します。
(1)iPhoneでの確認方法について
iPhoneの場合、位置情報サービスでパートナーの利用頻度の高い場所が保存される機能を利用し、パートナーの不審な行動を確認できます。アプリを使用しなくても、iPhoneの「設定」を操作するだけで確認が可能です。
具体的な確認手順は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップする
- 表示メニューの「位置情報サービス」をタップする
- 「システムサービス」をタップして「利用頻度の高い場所」のメニューをチェック
「利用頻度の高い場所」には、パートナーが直近1〜2カ月の間に訪れた場所・日時が表示されます。
こちらの履歴を確認すれば、自宅・勤務先と全く関係のない場所にパートナーが何度も行っているなど、浮気に関連する不審な行動が判明するかもしれません。
(2)iPhoneの「探す」機能の活用
パートナーの行動確認をしたいなら、iPhoneの「探す」機能を活用する方法も効果的です。
iPhoneには、紛失や盗難に遭った際、家族等に端末を探してもらうための「探す」機能がついています。ただし、「探す」機能の使用にはパートナーと位置情報を共有しなければいけません。
パートナーには「自分はそそっかしいから、iPhoneを落とした時のために共有したい」などとお願いすれば応じてもらえるかもしれません。ただし、パートナーが浮気をしている場合は、必死になって拒否する可能性もあるので、その場合は他の方法を検討してください。
「探す」機能を設定する手順は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「ファミリー」から「位置情報の共有」に進み、パートナー名をタップする
- パートナーの端末に位置情報を共有中とメッセージが届く
- パートナーが情報共有を許可
- 再びiPhoneの「設定」を開く
- 自分の名前アイコンをタップする
- 「探す」に進み、パートナーの端末が「探す」のリストに表示されるのを確認
「探す」機能を設定すると、端末の位置が地図上に表示され、パートナーの現在位置が確認できるようになります。位置情報の共有は停止も可能ですが、行動確認をしたい場合にパートナーのiPhoneの共有設定をオンにすれば現在位置が把握できます。
(3)iPhoneの行動履歴の注目点
iPhoneではパートナーの不審な行動だけではなく、パートナーがどのようなアプリ・Webサイトを何時間使用しているかという利用状況の監視も可能です。
利用状況の監視には「スクリーンタイム」という機能を利用しましょう。手順は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「スクリーンタイム」に進み「スクリーンタイムをオンにする」をタップする
- 初期設定を行う
- 「スクリーンタイム」残る利用履歴をチェック
「スクリーンタイム」にはアプリやWebサイトの利用履歴が保存されるので、パートナーがマッチングアプリを利用したかどうか確認できます。また、メッセンジャーアプリの使用時間が急激に増加していた場合は、浮気相手と頻繁にやり取りをしている可能性があると考えられます。
なお、iPhoneにどのようなアプリをインストールしているかチェックしたい場合、スクリーンタイムの他に「App Store」の右上の人型マークをタップ後、「購入済み」を選択すれば確認できます。
3.浮気を見つける方法:Androidの場合
Androidでパートナーの浮気調査をするための方法や、活用できる機能について説明します。
(1)Androidでの確認方法について
Androidでパートナーの位置情報を確認したいなら、Googleマップの「ロケーション履歴」が便利です。
パートナーのAndroidのロケーション履歴がオンの場合、「タイムライン」から過去の訪問先や訪問時間、滞在時間、移動手段などを調査できます。
確認手順は以下の通りです。
- ホーム画面で「Google Map」をタップする
- パートナーの端末のアイコンをタップする
- メニューの「タイムライン」をタップする
- 「カレンダー」から確認したい日付をタップする
「カレンダー」で選んだ日にパートナーがとった行動を把握できます。
なお、Googleマップには他に「現在地を共有する」機能も用意されていて、この機能を使用すればパートナーの現在位置がわかります。
ただし、「現在地を共有する」機能の使用には、パートナーの端末に現在地の情報を共有するURLの送信後、リクエストを承諾してもらう必要があります。パートナーの協力なしには本機能を利用できないという点は認識しておきましょう。
(2)Androidの「デバイスを探す」機能の活用
Androidでは「デバイスを探す」という機能で、パートナーの大まかな位置を確認できます。具体的な手順は以下の通りです。
- 「android.com/find」にアクセスする
- Android デバイスに設定中のGoogleアカウントと同じアカウントにログイン
- 「Google デバイスを探す」画面のマップに表示されたパートナーの位置を確認
この機能を使うには、Google Playでの表示・位置情報がオンになっている必要があります。
なお、「タイムライン」を見る際にGoogleアカウントへログインすると、パートナーの端末に通知されてしまい、浮気調査をしていることに気づかれる可能性があります。そのため、事前に全通知をブロックする設定にしておくという作業を忘れずに行いましょう。
(3)Androidの行動履歴の注目点
Androidでは「Digital Wellbeing」という機能で、パートナーの端末の使用状況を確認できます。具体的な確認手順は以下の通りです。
- Androidの「設定」を開く
- 「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」というメニューをタップする
- 1日のうち、どのようなサイト等にどのくらいの時間アクセスしているかが円グラフで表示される
- 円グラフの中央近くをタップし、「ダッシュボード」を開く
- 「ダッシュボード」内のアプリ・サイトの滞在時間等を確認
また、パートナーがどのようなアプリを利用しているのか調べたい場合、Google Playストアを開き画面左上部の三本線をタップ後、マイアプリ&ゲームを選択すれば、アプリのインストール履歴が表示されます。
4.スマホの行動履歴で浮気調査を行う際の注意点
パートナーのスマホから行動履歴を調べる際はさまざまなリスクが伴います。特に注意が必要な点について説明します。
(1)スマホがロックされている場合がある
パートナーのスマホがロックされていたら、行動履歴の確認は非常に困難となります。
パートナーのスマホがiPhoneでもAndroidでも、基本的に端末本体に記録された行動履歴を確認するためには、ロックの解除が必要です。しかし、ロックされているスマホを無理に解除しようとすると、以下のようなリスクが想定されます。
- パスワード:何回もパスワードを間違えると、スマホを使用できなくなる
- 指紋・顔認証:パートナーが眠っている間に、スマホの認証を行うと、無断で解除しようとした事実に気付かれる可能性がある
ロック解除に失敗すると、パートナーに浮気を疑っていることがバレてしまい、長年築いてきた夫婦間の信頼関係が失われるおそれもあるので注意しましょう。
(2)法律違反となるリスクがある
パートナーのスマホの行動履歴を無断で確認しようとした場合、法律に抵触するおそれもあります。
本来アクセス権限を持たない人が、パートナーのID・パスワード等を利用し、スマホの行動履歴を見た場合や、操作を行った場合は、法律で「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」に問われます(不正アクセス禁止法第3条)。
また、違法行為により得たパートナーの浮気の事実は、離婚訴訟や慰謝料請求訴訟の際に、証拠として認められない可能性があるので注意しましょう。
(3)浮気調査はプロに任せよう
パートナーの浮気の証拠を確実につかみたい場合は、浮気調査の実績を豊富に持つ探偵社に調査を依頼するとよいでしょう。
パートナーのスマホの行動履歴や、位置情報の確認に成功しても、浮気の確実な証拠とはなりません。離婚・慰謝料請求の裁判では証拠として、パートナーと浮気相手がラブホテル等に出入りし性行為をしたと推認できるような画像や動画の撮影が必要です。
パートナーと相手が浮気現場の鮮明な画像・動画の撮影には、探偵社の調査員の高度な調査能力・撮影能力が求められます。自分で浮気調査を行うのは難しいと判断したら、探偵社に任せた方が調査の成功率も高くなります。
まとめ
この記事では、浮気調査でスマホの行動履歴をチェックする方法や注意点について詳しく解説しました。
パートナーのスマホの行動履歴から浮気の調査を行うことは可能です。しかし、無断でパートナーのスマホを覗き見る行為は法律違反となり、自分の立場が不利となってしまうかもしれません。自分がリスクを負わずに、パートナーの確実な浮気の証拠を得たいなら、浮気調査のプロである探偵社に調査を依頼した方が安全です。
クロルでは、相談者さまのご不安な気持ちを受け止めながら、ご希望や状況に適した提案をさせていただいております。
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